北米
アメリカ
一度は行くべし!~アメリカ絶景訪問の旅~(アメリカ)
200近く存在する世界の国々。その中で「アメリカ」を知らない人はまずいないであろう。そんなアメリカであるが,とても大きな国である! 当然様々な自然環境があり,様々な絶景がそこには存在する。
ということで,今回は「アメリカ絶景訪問の旅」と銘打っているのだが,僕自身もまだまだアメリカのほんの一部を訪れたに過ぎない。しかしそれでも,心震えるたくさんの景色に遭遇してきた。今回は9つの「絶景」を紹介しているが,半分はとても有名な絶景スポットでやっぱり感動したもの,もう半分はあまり知られていないスポットから選んでみた。
今回の記事を見て,「アメリカに行ってみたい!」と思ってくれる人がいてくれたら本当に嬉しいと思う。
絶景①「ブライスキャニオン国立公園」
このトゲトゲの連なる岩山。どうしてこんな形になるの? と,大自然の営みにただただ感動するばかり。ユタ州南西部にあるこの国立公園には,年間150万人もの人が訪れるとのこと。公園内にある絶景ポイントは歩いて見て回れるが,標高が2000m以上あるので,空気の薄さにはちょっとだけ注意が必要。
絶景②「タオスプエブロとネイティブアメリカンの町並み」
これを「絶景」と呼んでいいのかと思うが,個人的にすごく好きな景色なのでランクインさせてしまった。ここはネイティブアメリカンの集落であり,今でもこの地に先住民が住んでいる。この村には水道も電気もなく,中央を流れる綺麗な小川の水を使っているそうだ。1000年以上も続いている煉瓦の建築物には,なんと5階建てのものもあるんだ!
絶景③「ホワイトサンズ国定公園」
ホワイトサンズ,つまりは白い砂。そのまんまではあるが,よく言ったものである。なんせ本当に真っ白な砂漠なのだから! なぜこんなに白いかというと,ここは雪花石膏と呼ばれる石膏の集合体だから。普通は水に溶けてしまうので,砂の状態で残っているのは大変珍しいそうだ。ちなみにホワイトサンズはミサイル実験場の中に存在しており,ときどき発射実験のため閉鎖されることもあるので注意。
絶景④「大地を削るコロラド川」
この水の流れが少しずつ大地を削り,広大なグランドキャニオンを形作ったのかと思うと,とてもロマンある光景である。グランドキャニオンは大変有名だが,コロラド川の浸食具合がよく分かるこの景色の方が絶景だと個人的には思っている。コロラド川による浸食が始まったのは,なんと4000万年も前とのこと。地球の歴史は本当にすごい!
絶景⑤「モニュメントバレーをバックにした大平原の道」
モニュメントバレーはとっても有名な絶景ポイントだが,そのモニュメントバレーに続くこの大平原の一本道が最高! まさにアメリカ,といった絶景がそこにある。車を止めて,心を無にしてひたすらにその景色を眺めていると,人間の小ささを感じることができる。
絶景⑥「パーミリオン・クリフ国定公園とホワイトポケット」
この近くに「ザウェーブ」という1日に20人しか入れない有名な絶景スポットがあるのだが,それに勝るとも劣らないのがこのホワイトポケット。まさに「岩のマーブルチョコ」! 地球上とは思えない不思議な景観,ぜひ一度行ってみる価値のあるところである。
絶景⑦「セドナ」
パワースポットとして非常に有名なセドナ。実際に行ってみると,やっぱりそこには絶景が広がっていた,ここはネイティブアメリカンの聖地であり,彼らにとっては太古の昔からまさに「パワースポット」だったのだと感じられる。世界中から神秘のエネルギーを求めてたくさんの人が訪れるセドナ。一見の価値あり。
絶景⑧「アンテロープキャニオンの眼を見張るウェーブ」
アメリカにはウェーブ系の絶景がいくつかあるのだが,このアンテロープキャニオンは本当に素晴らしい! 先住民であるナバホの言葉で,ツェー・ビガニリニ(Tse bighanilini)「水が岩を流れる場所」という意味があるアンテロープキャニオン。その名の通り,水の浸食によって形成された場所である。周辺一帯は砂漠気候なのだが,モンスーンの時に降るスコールは瞬時に鉄砲水を起こし,一気にアンテロープキャニオンに流れ込んでくるのである。そのため,キャニオンの内部は毎年様子が異なるそうだ。
絶景⑨「ルート66の西部開拓劇のような光景」
アメリカの東西,シカゴからロサンゼルスを結ぶ全長3755kmの一本道。人工物なのでこれを絶景に入れてもいいものかという話だが,アメリカ西部の発展をこの道路が支えたという歴史を考えると,とても感慨深いものがある。映画や小説,音楽などの中に数多く登場し,今なおアメリカのポップカルチャーの題材にされている。
ということで,僕が直接足を運んできた絶景ポイントベスト9を紹介してみた。と言っても,これはほんの一部で,僕が実際に訪れてみて「おおっ!」と思った景色の中でも一部だし,僕が訪れていない場所も含めれば,ほんのごく一部です。アメリカの広さを考えれば当然かもしれない。
アメリカの絶景を色々見てみたい! と思っている方へ。注意しなければいけないのは,アメリカはとにかく車社会だということだ。電車やバスといった公共交通機関はほとんど走っていない。今回紹介した絶景スポットも,バスや電車で行くことはほぼ不可能だと考えた方が良い。なので,この記事を読んでいるみんなは,車の免許がとれる年齢になったら,レンタカーでアメリカを旅することをお勧めする。特にある程度長期間になるようなら,キャンピングカーが最適!
広大なアメリカではキャンピングカーで旅することは珍しいことではないので,簡単にレンタル可能である。日本では乗ることがほとんどないキャンピングカーに乗って,アメリカの綺麗な景色を訪れる旅を計画してみてはいかが?
アメリカ合衆国
首都 | ワシントンD.C |
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面積 | 962.8万平方キロメートル(日本の約25倍もあるよ!) |
人口 | 3億875万人(2010年4月 米国国勢局) |
言語 | 主として英語(だけど,法律上に規定はないんだ) |
宗教 | 主にキリスト教(信教の自由を憲法で保障しているよ) |
- ▼アメリカの国立公園
- アメリカには59の国立公園があるんだ。どれも素晴らしいところばかりだけど,「豆辞典.com」というサイトによると,人気ベスト3は,・イエローストーン国立公園,・ヨセミテ国立公園,・グランドキャニオン国立公園,とのこと。一生に一度は訪れてみたいね!
- ▼国立公園と国定公園の違いってなに?
- 日本だけでなく,アメリカにも国立公園と国定公園があるんだ。え?何が違うの?という感じだね。その違いは,管理している組織なんだ。国立公園は国が直接管理をしているのに対して,国定公園は州や都道府県が管理しているんだ。どちらも自然環境の保護や利用の促進が図られていることには変わりはないよ。